▶ セイ・テクノロジーズ コーポレートサイトはこちら

サポート情報番号 000192
対象バージョン BOM 5.0 SR2 ~ SR4

[概要]
Windows2000にBOM5.0SR2以降をインストールした環境から代理監視を実行している場合、代理監視先の再起動などにより一時的に監視に失敗した後、監視対象が正常に復帰しても、一部の監視項目で監視の失敗が継続することがあります。

[詳細]
BOM5.0をインストールし、代理監視を実行している環境では、監視対象サーバの再起動中や、Remote Registryサービスが一時的に使用できない状況にあったタイミング、又は、ネットワーク障害が発生したタイミング等で監視が実行された場合に、一部、又はすべての監視項目のステータスが、「失敗」を表示します。その後、コンピュータの状態が正常に復帰すると、監視ステータスも「失敗」以外に復帰する仕様ですが、Windows 2000の各エディションでは、以下に挙げるパフォーマンスカウンタより値を取得する一部の監視項目で、正常なステータスへ復帰せず「失敗」ステータスが継続することがあります。

<<該当する監視項目>>
・プロセッサ監視
・メモリ監視
・ディスクアクセス監視
・ネットワークインターフェース監視
・プロセス監視
・パフォーマンスカウンタ監視
※プロセス監視で、「インスタンスが存在しない場合も失敗としない」のチェックボックスを有効にしている場合には、取得値を「0」として扱うため「失敗」ステータスは表示されません。

[原因]
本事象は、BOM5.0SR2以降のバージョンをWindows 2000の各エディションにインストールし、代理監視を実行した場合にのみ発生します。この環境では、BOM5.0のパフォーマンス監視モジュールが、Remote Registryサービスとの通信に失敗した際に取得するエラーをリセットできずにそのまま監視を継続するため、代理監視対象コンピュータ側が正常に復帰した後でも、BOMの監視ステータスとして「失敗」を表示し続けます。
この現象は、Windows 2000各エディションのOS以外では発生しません。

[対処方法]
以下の条件で代理監視を実行している場合には、本事象が発生する可能性があります。

 BOMのバージョン:BOM5.0SR2以降
 BOMのインストール先OS:Windows 2000の各エディション
 監視対象サーバのOS:BOM5.0がWindows2000上からの代理監視先としてサポートするすべてのバージョン

監視対象サーバの再起動や、一時的なネットワークの切断などでRemote Registryサービスと正常に通信ができない状況で監視が実行され、本技術情報所載の現象が発生した場合には、以下の手順で正常状態に復帰することが可能です。

    1. BOM5.0マネージャを開き、接続を実行する
    2. ローカルスナップインに登録済みの全てのインスタンスを、同時に「停止」する
    3. タスクマネージャを起動し、「プロセス」タブで「MxPerfMon.exe」が存在しないことを確認する
      ※存在する場合には、「MxPerfMon.exe」を選択し、「プロセスの終了」ボタンより強制終了してください。
    4. 項番2で停止したインスタンスを「開始」する

関連記事