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vol.143 レガシシステムの棚卸と現状把握|Windows Server 2016 EOSまであと463日

2025年10月06日配信
2025年10月06日更新
執筆者:山内 和朗

 Windows Server 2016の製品ライフサイクルとサポート終了日(End of LifeCycle《EOL》、End of Support《EOS》)である2027年1月12日までまだ1年以上ありますが、新しいプラットフォームへの移行のための時間的猶予が十分かといえばそうではありません。まだ着手していないというのであれば、移行対象のシステムの棚卸と現状把握が最優先事項です。

 

どこに、どうやって移行する場合でも、まずは棚卸から

 

 仮想化はWindows Server 2016登場前から大きく普及しました。現在では、パブリッククラウドも企業のIT基盤のプラットフォームとして有力な選択肢となりました。昔のように、単純に物理サーバーを更改する以外にも、オンプレミスで仮想化する、クラウドのIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)上のインスタンスに移行する、クラウドのPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)に移行するなど、取りうる道の選択肢はさまざまです。現在の物理サーバーや仮想マシン(VM)を、同じハードウェアやVMでインプレースアップグレードするのか、ハードウェアやVMをリプレースしてシステム設定やアプリケーション、データを移行するのか、新規に構築するのかという選択肢もあります。

 どの道に進むにしても、その移行プロジェクトを成功させるには、現状を正確に把握することが重要です。システム導入時の設計/設定仕様書があったとしても、システム導入から時間が経過すると、異動や退職に伴う自社やSIerの担当者の変更、システム設定変更時の引き継ぎ漏れなどで、ドキュメントの内容と現状が乖離していることがあります。ましてや、誰が担当して導入されたシステムか不明な場合、ゼロベースで調査する必要があります。

 

仕様書の作成なら、SSD-assisteanceにお任せあれ!

 

 Windows Serverベースのシステムの棚卸をするという場合、ハードウェア情報、システム設定(コンピューター名、IPアドレス、ドメイン参加設定、ファイアウォール設定、スケジュール済みタスクなど)、ボリューム情報、ローカルユーザーとグループ、Active Directoryドメインの情報、ポリシー設定、有効化されている役割や機能、インストール済みのアプリケーションなど、思いつくまま書きましたが調査するべき項目は多岐にわたります。これらの設定値を、GUI管理ツールやコマンドラインを駆使して収集するのは大変な作業です。調査対象が複数になると、その作業量は指数関数的に増えていきます。

 Windows Serverに詳しい技術者なら、必要な情報をバッチ的に収集するPowerShellスクリプトなどを作成して、調査対象で実行することで作業を効率化できますが、取集した情報をドキュメントにまとめあげる作業がまだ残っています。

 手前みそにはなりますが、弊社のサーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」を利用すれば、サーバー設定使用書を作成するための情報収集から、ドキュメント生成までをわずか3ステップで完了することができます(画面1、画面2、画面3)。SSD-assistanceの特徴は、専門的な知識がなくても、誰でも簡単に利用でき、共通フォーマットのサーバー設定仕様書を作成できることにあります。1週間機能制限なく使える無料トライヤル版を用意していますので、この機会に体験してみてください。

サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」 | SAY Technologies
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画面1 情報採取ツールを実行して、採取ファイル(.zip)を生成する
画面1 情報採取ツールを実行して、採取ファイル(.zip)を生成する


画面2 ファイル送信フォーム(SaaS版)で採取ファイルを送信するか、デスクトップツール(デスクトップ版)で仕様書を生成する
画面2 ファイル送信フォーム(SSD-assistance SaaS版)で採取ファイルを送信するか、設定仕様書生成ツール(SSD-assistanceデスクトップ版)で仕様書を生成する

 

画面3 生成されたサーバー設定仕様書
画面3 生成されたサーバー設定仕様書

 SSD-assistanceで生成したサーバー設定仕様書については、次回以降、移行にどのように役に立つのか、紹介できればと考えています。つまり、SSD-assistanceのサーバー仕様書で、現状把握はできたとみなします。SSD-assistanceの採取した情報で移行に不足があるようであれば、その都度、回避策を検討し、紹介します。

 

Windows Server 2016 EOSまであとX日(1)|(2)

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