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セイテクエンジニアのブログ お役立ち情報 Windows Server 2016のサポート期限は2027年1月12日|終了前に備えるべき対策とは?
2025年09月05日配信
2026年09月02日更新
本記事では、Windows Server 2016をMicrosoft Azureへ移行した場合、延長サポート終了後の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を無料で利用できる旨を記載していました。
その後、Microsoftは2026年3月27日にESUの価格体系変更を発表し、2026年4月1日以降に提供開始される新たなWindowsおよびSQL ServerのESUについては、Azure、オンプレミス、その他のパブリッククラウドを問わず、同一のリスト価格を適用する方針となりました。Windows Server 2016のESUもこの新しい価格体系の対象となるため、Azure VMへ移行しただけでESUを無料で利用できるわけではなく、Azure内外で同一のリスト価格が適用されます。
Microsoftによる方針変更後、本記事への最新情報の反映が遅れ、現在の価格体系とは異なる情報を掲載し続けていました。記事をご覧いただいた皆さまに誤解を招く情報をお伝えしてしまったことを、深くお詫び申し上げます。該当箇所は、2026年9月2日時点の情報に基づいて訂正しました。
今回のESUの価格体系変更について、より詳しい経緯や技術情報は「お詫びと訂正:Windows Server 2016 ESUはAzure上でも有料に」で解説しています。

Windows Server 2016の延長サポートは、2027年1月12日に終了します。延長サポート終了後は通常のセキュリティ更新プログラムやMicrosoftによるサポートが終了するため、継続利用する場合は拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の利用や、新しい環境への移行を検討する必要があります。
一方、移行を進める際に課題となりやすいのが、現在のシステム設定を十分に把握できていないことです。本記事では、Windows Server 2016のサポート期限と移行方法、設定情報を整理して移行に備える方法について解説します。
Windows Server 2016のサポートは段階的に終了しており、企業は計画的な移行準備を進める必要があります。Microsoftが提供するサポート体系を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

Microsoftのサポート体系には「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2つのフェーズがあります。メインストリームサポートでは、セキュリティ更新プログラムに加えて、新機能の追加や仕様変更への対応も行われます。一方、延長サポートでは、セキュリティ更新プログラムのみが提供され、新機能の追加や設計変更は行われません。
Windows Server 2016のメインストリームサポートは2022年1月11日に既に終了しており、現在は延長サポートフェーズに入っています。この期間中は、セキュリティ上の脆弱性に対する修正プログラムのみが提供されるため、企業は次のステップへの移行を検討する必要があります。
Windows Server 2016の延長サポートは2027年1月12日に終了します。延長サポート終了後は、通常のセキュリティ更新プログラムやMicrosoftによるサポートが終了します。
延長サポート終了後もWindows Server 2016を継続利用する必要がある場合は、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU:Extended Security Updates)を利用する選択肢があります。Windows Server 2016のESUでは、延長サポート終了後も最大3年間、対象となるセキュリティ更新プログラムを受け取ることができます。
ただし、Windows Server 2016のESUは有料です。Microsoftは2026年3月27日、2026年4月1日以降に提供開始される新たなWindowsおよびSQL ServerのESUについて、Azure、オンプレミス、その他のパブリッククラウドを問わず、同一のリスト価格を適用する方針を発表しました。そのため、Windows Server 2016をAzure上で稼働させる場合も、ESUを無料で利用することはできません。
ESUは、延長サポート終了までに移行を完了できない場合に、移行までの期間を確保するための選択肢です。ESUを利用する場合も、費用や利用条件を確認したうえで、新しい環境への移行計画を並行して進める必要があります。
Windows Server 2016のサポート終了後も継続利用した場合、企業は深刻なリスクに直面することになります。これらのリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。

延長サポート終了後にESUを利用しない場合、新たに発見された脆弱性に対する対象のセキュリティ更新プログラムを受け取れなくなります。ESUを利用する場合も、提供されるのは対象となるセキュリティ更新プログラムであり、新機能の追加など通常のサポートと同じ内容が提供されるわけではありません。そのため、Windows Server 2016を継続利用する場合は、ESUの利用有無を含めたセキュリティ対策と、新しい環境への移行計画を検討する必要があります。
特に、Windows Serverはエンタープライズ環境において重要な役割を果たしているため、攻撃が成功した場合の被害は甚大です。機密情報の漏洩、システムの停止、データの改ざんなど、企業の事業継続に直結する深刻な問題が発生する可能性があります。近年のサイバー攻撃は高度化しており、サポート終了したシステムは特に狙われやすいのが現状です。
サポート終了後は、システムトラブルが発生してもMicrosoftの公式サポートを受けることができません。これは、トラブルの原因究明や解決策の特定に時間がかかることを意味します。
企業の情報システム担当者は、限られた情報や非公式な情報源に頼って問題解決を図る必要があります。その結果、システムの復旧に時間がかかり、業務への影響が長期化する恐れがあります。また、問題の根本的な解決ができず、同様のトラブルが繰り返し発生するリスクも高まります。
Windows Server 2016をリリース当初から継続して利用している環境では、OSだけでなく、サーバー機器も長期間使用されている可能性があります。OSのサポート期限だけでなく、使用しているハードウェアの保守期限やベンダーのサポート状況も確認し、OS移行とあわせて機器を刷新する必要があるかを判断することが大切です。
古いハードウェアでは、突然の故障リスクが高まるだけでなく、新しいアプリケーションや周辺機器との互換性問題も発生します。パフォーマンスの低下や、最新のセキュリティ要件に対応できない場合もあり、企業の競争力に影響を与える可能性があります。
Windows Server 2016からの移行には、主に3つの選択肢があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、自社の環境に最適な選択肢を選定することが重要です。

最も直接的な選択肢は、Windows Server 2025やWindows Server 2022などの新しいバージョンへのアップグレードです。この方法では、既存のアプリケーションやデータをそのまま活用できるため、移行コストを抑えることができます。
ただし、アップグレードを実行する前に、現在のアプリケーションやシステムが新しいOSバージョンに対応しているかを確認する必要があります。また、既存のハードウェアが新しいOSの動作要件を満たしているかも検証が必要です。アップグレード作業中にトラブルが発生した場合、システムの復旧に時間がかかる可能性もあります。
既存のハードウェアが老朽化している場合は、サーバー機器の刷新とともに新しいWindows Serverを導入する選択肢があります。この方法では、最新のハードウェア性能を活用できるため、システムの応答速度やセキュリティ面での向上が期待できます。
サーバー刷新では、現在のシステム構成を新しい環境に移行する必要があります。これには、アプリケーションの再インストール、データの移行、ネットワーク設定の再構築などが含まれます。作業量は多くなりますが、この機会にシステム構成の見直しや最適化を行うことが可能です。
Microsoft Azureなどのクラウドサービスへ移行する方法もあります。クラウドへ移行することで、物理サーバーの保守・管理から離れられるほか、必要に応じてCPU、メモリ、ストレージなどのリソースを変更できるといった特徴を活用できます。
一方、Windows Server 2016のESUについては、Azure仮想マシンへ移行しても無料にはなりません。Microsoftが2026年3月27日に発表した価格体系の変更により、2026年4月1日以降に提供開始される新たなWindowsおよびSQL ServerのESUには、Azure、オンプレミス、その他のパブリッククラウドを問わず同一のリスト価格が適用されます。
そのため、Windows Server 2016をAzureへ移行するかどうかは、「ESUを無料で利用できるか」ではなく、対象システムの要件、今後の運用方法、クラウド利用料、移行に必要な作業などを踏まえて判断する必要があります。
また、Azureへ移行しても、OSの設定やアプリケーション、データなど、利用者側で管理する領域は残ります。移行時には現在のOS設定やシステム構成を把握し、新しい環境へ必要な設定を適切に引き継げるよう準備することが重要です。
Windows Server 2016からの移行において、多くの企業が直面する深刻な問題が、現在のシステム設定情報の把握不足です。この問題は移行トラブルの主要な原因となっており、適切な対策が必要です。

長期間運用されているWindows Server 2016では、システム設定に関する知識が特定の担当者に集中している場合が多く見られます。この属人化により、担当者の退職や異動の際に重要な設定情報が失われるリスクが高まります。
引き継ぎ漏れは、移行作業において致命的な問題となります。重要な設定が見落とされることで、移行後にシステムが正常に動作しない、一部の機能が利用できない、パフォーマンスが著しく低下するなどの問題が発生する可能性があります。これらの問題は、移行完了後に発覚することが多く、対応に時間とコストを要します。
多くの企業では、システム構築時に作成されたドキュメントが更新されずに放置されているケースが見られます。運用中に行われた設定変更や追加構成がドキュメントに反映されないため、実際の設定と文書の内容に大きな乖離が生じています。
古いドキュメントを基に移行作業を進めると、現在の設定状況を正確に把握できず、移行後のトラブルの原因となります。また、ドキュメントが存在しない場合は、移行作業そのものが困難になり、作業期間の延長やコストの増加につながります。
システム設定の全体像が把握できていない状態での移行は、企業にとって大きなリスクとなります。どのようなサービスが動作しているか、どの設定が業務に影響するかが不明な状態では、移行計画の策定そのものが困難になります。
このような状況では、移行作業中に予期しない問題が発生し、業務停止やデータ損失などの深刻な事態を招く可能性があります。また、移行後の動作確認においても、何をテストすべきかが明確でないため、問題の見落としが発生しやすくなります。
システム設定情報を適切に可視化することで、Windows Server 2016からの移行作業を安全かつ効率的に進めることができます。設定の見える化がもたらすメリットを具体的に解説します。

現在のシステム設定を詳細に把握することで、移行作業において発生する可能性のあるトラブルを事前に予測し、対策を講じることができます。例えば、特定のアプリケーションが依存している設定や、業務に重要な影響を与える構成要素を特定することで、移行計画の精度が向上します。
事前の現状把握により、移行作業中の想定外の問題発生を最小限に抑えることができ、結果として移行期間の短縮とコスト削減が実現できます。また、移行後の動作確認項目も明確になるため、品質の高い移行作業を実現できます。
設定情報が文書化されていることで、社内のチームメンバーや外部のベンダーとの間で、システム構成に関する共通認識を持つことができます。これにより、移行作業における指示の誤解や、作業内容の認識違いを防ぐことができます。
明確な設定情報は、移行作業の効率化にも貢献します。作業者が現在の設定状況を理解しやすくなるため、作業手順の策定や実行がスムーズに進みます。また、複数の担当者が関わる場合でも、一貫した品質で作業を進めることが可能になります。
システム移行を外部のベンダーに委託する場合、現在の設定情報が整理されていることで、ベンダー側の事前調査工数を大幅に削減できます。これにより、見積もり精度の向上と提案内容の充実が期待できます。
販売店やSIerにとって、顧客のシステム構成が明確であることは、最適な移行プランの提案につながります。また、移行作業におけるリスクの見積もりも正確になるため、プロジェクトの成功確率が向上します。結果として、顧客満足度の向上と長期的な関係構築に貢献できます。
Windows Server 2016の設定情報のブラックボックス化問題を解決するために、当社では『SSD-assistance』というソリューションを提供しています。このサービスにより、誰でも簡単にシステム設定の可視化を実現できます。

『SSD-assistance』は、特別な技術知識を持たない方でも簡単に操作できる、設定情報の自動ドキュメント化サービスです。複雑な操作は不要で、簡単な設定を行うだけで、現在のWindows Server 2016の設定情報を網羅的に収集し、分かりやすい形式でドキュメント化します。
従来の手作業による設定確認では、確認漏れや記録ミスのリスクがありましたが、『SSD-assistance』では自動化により、正確で一貫性のある設定情報を取得できます。また、定期的な実行により、設定変更の履歴管理も可能になります。
多くの企業が抱える「現在の設定状況が把握できていない」という問題に対し、『SSD-assistance』は包括的な解決策を提供します。システム構成、ネットワーク設定、セキュリティ設定、インストール済みアプリケーションなど、移行に必要な情報を自動的に収集し、整理します。
収集された情報は、移行計画の策定から実際の移行作業まで、あらゆる場面で活用できます。社内での移行作業はもちろん、外部ベンダーへの情報提供においても、正確で最新の情報を提供することができます。これにより、移行プロジェクトの品質向上と期間短縮が実現できます。
『SSD-assistance』は、販売店やSIerにとっても大きなメリットをもたらします。顧客のシステム構成調査に要する時間を大幅に削減できるため、より多くの案件に対応することが可能になります。
また、正確な設定情報に基づいた提案により、見積もり精度が向上し、プロジェクトの成功確率が高まります。顧客との信頼関係構築にも寄与し、継続的なビジネス関係の発展に貢献します。調査工数の削減により、付加価値の高いサービス提供に集中できる環境を整えることができます。
Windows Server 2016のサポート期限終了に向けて、企業が取るべき行動と、その重要性について総括します。適切な準備により、安全で効率的な移行を実現しましょう。

Windows Server 2016の延長サポートは2027年1月12日に終了します。終了後も継続利用する場合はESUを利用する選択肢がありますが、Windows Server 2016のESUはAzure上でも有料です。ESUを利用する場合も含め、サポートされている新しい環境へ移行するための準備を進める必要があります。
移行方法には、新しいWindows Serverへのアップグレード、オンプレミス環境の刷新、Azureなどのクラウドサービスへの移行といった選択肢があります。どの方法を選ぶ場合でも、現在のシステム構成や設定を把握しておくことが、移行計画や移行後の確認を進めるうえで重要です。
Windows Server 2016からの移行を成功させるためには、まず現在の設定状況を正確に把握することが重要です。『SSD-assistance』を活用することで、技術者でなくても簡単に設定情報の可視化を実現できます。
設定情報の見える化により、移行計画の精度向上、トラブルリスクの軽減、作業効率の向上が期待できます。社内での移行作業はもちろん、外部ベンダーとの連携においても、正確な情報共有により、質の高い移行プロジェクトを実現できるでしょう。
Windows Server 2016のサポート終了に向けて、まずは『SSD-assistance』による設定の可視化から始めませんか。無料トライアルも提供しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。