サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」
無償版向けご利用ガイド

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はじめに

サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」について

サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」は、情報採取ツールで採取したサーバーやクライアントの設定情報ファイルを専用のウェブサイトにアップロードすることで、見やすく整形された設定仕様書やパラメーターシートを生成できるサービスです。ご提供方式には SaaS 版とデスクトップ版を用意しており ( → SSD-assistance 料金プラン )、ご使用の環境に応じて選択していただけます。

また、生成される設定仕様書は、サーバーの役割など応じて目的ごとに複数のフォーマットデザインがご利用いただけ、すべて xlsx (Microsoft Excel) 形式のファイルですので情報の追加削除など編集も自由に行っていただけます。

 

SSD-assistance デスクトップ版について

SSD-assistance デスクトップ版は、採取した設定情報ファイルをウェブサイトにアップロードせずに、設定仕様書やパラメーターシートの生成が可能です。これにより、セキュリティポリシーなどの都合で採取した設定情報ファイルをクラウドサービスにアップロードするのは難しい環境でもご利用いただけます。

 

無償版について

今回ダウンロードいただいた「無償版」は、SSD-assistance デスクトップ版をベースにしたサービスです。生成できる設定仕様書は Windows 環境の pdf 形式のみ、採取できる情報も systeminfo と同等の内容に限られますが、設定仕様書を簡単に作成できることのメリットは十分に感じていただけるものになっております。

またこの無償版では物足りないと感じられた皆様には、サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」SaaS 版、デスクトップ版ともに製品と同等の機能をフルにお試しいただける 評価利用 も提供しております。


サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」サービス概要
製品版の設定仕様書出力サンプル、その他製品資料はこちら
評価利用のお申込みはこちら

Index

本ご利用ガイドは、2022/7/8 公開のダウンロードパッケージ (ssdadt_free.zip) に対応した内容となっています。
公開日が異なるパッケージの場合、対応環境などが異なる場合があります。

本ガイドについて

製品表記

本書では、製品、サービス名について以下の略称を使用する場合があります。

製品・サービス名 本書での略称
サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」デスクトップ版 SSD-assistance (※)
Windows 情報採取ツール 情報採取ツール
SSD-assistance デスクトップ版 設定仕様書生成ツール 設定仕様書生成ツール

※ 提供プラン、異なるサービスの提供形態を指す場合、末尾に「無償版」「製品版」や、「SaaS 版」「オンプレミス版」「デスクトップ版」などの表記を付加します。


本ガイドに関するご注意

  • 本ガイドは、SSD-assistance デスクトップ版の無償版を利用する際の情報をまとめたものです。
  • 本ガイドには Windows サーバー情報採取ツールおよび、設定仕様書生成ツールを使用する際に必要となる情報と手順が記載されており、ご使用にあたっては Windows OS 全般を含むコンピューターの基本的な操作についての知識が必要です。
  • 当サービスの更新による影響などにより、本ガイド中で使用されている画面画像が実際の表示とは異なることがありますが、この場合は実際の表示を正として読み替えてください。

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ダウンロードファイルとツール

ダウンロードファイル

SSD-assistance 無償版は zip 形式で圧縮された状態で配布されています。本ファイルをウェブサイト上からダウンロードして展開すると、以下のようなフォルダー構成になります。

ssdadt_free.zip
  + 【必ずお読みください】SSD-assistance 無償版をはじめて利用される方へ.pdf
  + [製品版設定仕様書サンプル]
    + readme.txt
    + <…SSD-assistance 製品版設定仕様書サンプル…>
  + ssdadt_free.exe
  + [SSDAGenerator_free]
    + GeneratorDesktop.exe
    + GeneratorDesktop.exe.config
    + <…以下略…>
  • 製品版設定仕様書サンプルフォルダー
    本フォルダー配下には、サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」デスクトップ版の製品版サービスで生成いただける設定仕様書のサンプル (抜粋版) を PDF 形式で格納しています。
  • ssdadt_free.exe:情報採取ツール
    設定仕様書を作成する対象のコンピューターから設定情報を採取するツールです。
  • SSDAGenerator_free フォルダー:設定仕様書生成ツール
    情報採取ツールで採取した設定情報を基に、設定仕様書を生成するツールです。このフォルダー配下に必要なファイルが格納されています。

SSD-assistance 無償版を使用する際は、ダウンロードファイルを任意の場所に保存後、展開してください

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情報採取ツールについて

概要

情報採取ツールは、SSD-assistance で Windows 環境の設定仕様書を生成するために必要な情報を、対象の環境から採取するためのアプリケーションです。 本ツールの実行に際して、対象とする Windows 環境の設定や動作に影響を与える可能性のある操作 (インストールや設定ファイルの変更など) は必要とせず、情報の採取後はフォルダーごと削除するだけで元の状態に戻すことができます。

 

注意事項

  • 情報採取ツールは、SSD-assistance SaaS 版などをはじめとする各サービスやプランでそれぞれ異なるものが提供されており、相互に共用することはできません。サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」デスクトップ版の無償版を利用する際は、無償版をダウンロードした際に同梱されているものを使用してください。

  • 情報採取ツールのバージョンは、本サービスが更新された際などに更新される場合があります。 旧バージョンの Windows サーバー情報採取ツールで採取した設定情報ファイルをもとに、更新された設定仕様書生成ツールでサーバー設定仕様書を生成することや、またその逆も原則としては可能ですが、更新で追加された機能などに対応できない場合がありますので、可能な限りダウンロードした際に同梱されている「情報採取ツール」と「設定仕様書生成ツール」の組み合わせで使用してください。


動作環境

情報採取ツールは、以下の Windows OS (日本語版) 上で動作します。

バージョン エディション サービスパック / アップデート
Windows Server 2022
デスクトップエクスペリエンス
Standard Edition
Datacenter Edition
Windows Server 2019
デスクトップエクスペリエンス
Standard Edition
Datacenter Edition
Windows Server 2016
デスクトップエクスペリエンス
Standard Edition
Datacenter Edition
Windows Server 2012 R2 Standard Edition
Datacenter Edition
Update 1
Windows 10 (64-bit) Pro Edition
Enterprise Edition
21H1 以降
  • その他の動作要件
    • 実行ユーザーが管理者権限を持っていること。
    • .Net Framework 4.6 以降がインストールされていること。
      対象の OS では必須コンポーネントのため、通常は標準でインストールされます。
    • 以下が実行できる環境であること。
      これらは通常、管理者権限を持つユーザーであれば実行可能ですが、意図的に操作が制限されたり、必要なコンポーネントが削除された環境では、本ツールが正常に動作しません。
      • レジストリ参照
      • Windows Management Instrumentation (WMI)
      • Windows PowerShell

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設定仕様書生成ツールについて

概要

設定仕様書生成ツールは、情報採取ツールで採取したコンピューターの設定情報から、pdf 形式の設定仕様書を生成するツールです。

設定仕様書生成ツールの使用に際して、インストールなどの作業は必要ありません。展開したフォルダー内の実行ファイルを起動するだけで使用でき、使用後はフォルダーごと削除するだけで元の状態に戻すことができます。

情報採取ツールには有効期間が設定されており、当社での公開から 1 年間使用可能です。

 

注意事項

  • 設定仕様書生成ツールは、SSD-assistance デスクトップ版の「無償版」「評価版」「製品版」でそれぞれ異なるものが提供されており、相互に共用することはできません。サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」デスクトップ版の無償版を利用する際は、無償版をダウンロードした際に同梱されているものを使用してください。
  • 設定仕様書生成ツールのバージョンは、本サービスが更新された際などに更新される場合があります。<br>旧バージョンの Windows サーバー情報採取ツールで採取した設定情報ファイルをもとに、更新された設定仕様書生成ツールでサーバー設定仕様書を生成することや、またその逆も原則としては可能ですが、更新で追加された機能などに対応できない場合がありますので、可能な限りダウンロードした際に同梱されている「情報採取ツール」と「設定仕様書生成ツール」の組み合わせで使用してください。

動作環境

設定仕様書生成ツールは、以下の Windows OS (日本語版) 上で動作します。

名称 バージョン
Windows 11
Windows 10 (64-bit) 21H1 以降
  • その他のシステム要件
    • .Net Framework 4.8
      動作対象の OS においては既定で標準インストールされます。


ご利用の流れ

SSD-assistance で設定仕様書を生成する際は、以下の流れで各ツールを使用してください。

  • それぞれのツールの使用方法については、各章の手順を確認してください。
    1. 情報採取ツール」で設定情報を採取します。
    2. 設定仕様書生成ツール」で、採取した設定情報ファイルから設定仕様書 (pdf 形式) を生成します。

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情報採取ツール
(ssdadt_free.exe)

使用方法

  1. 展開したフォルダー内の実行ファイル "ssdadt_free.exe" を、情報採取の対象とする Windows 環境上の任意の場所に保存します。
  2. 対象環境のデスクトップ上で開かれているすべてのアプリケーションウィンドウを閉じます。
  3. "ssdadt_free.exe" を右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。
    • ログインユーザーが管理者権限を持っていない場合は、管理者権限を持ったユーザー名とパスワードの入力を求められます。
    • ユーザーアカウント制御によるメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックして実行を許可してください。
  4. 設定情報の自動採取が開始されます。
    開始後はコマンドプロンプトを表示し、情報採取が完了すると自動で閉じます。
    dt-ssda-01
    • 対象サーバーの負荷が高く情報採取に時間を要している場合、情報の採取は 1 項目辺り最大 30 分でタイムアウトし、次の項目へスキップします (スキップされた設定値は取得されません)。
    • コマンドプロンプト画面をクリックすると、採取の実行が一時停止します。一時停止からの再開は、コマンドプロンプトをフォーカスし、エンターキーを押してください。
  5. "ssdadt_free.exe" と同じディレクトリに、設定情報の採取ファイル (zip 形式) が以下の名称で出力されます。
    <コンピューター名>_YYYYMMDDhhmmss.zip
    例) samplePC_20220626213856.zip
    • 「YYYYMMDDhhmmss」には、情報採取ツールの実行を開始した時点の「年月日 (YYYYMMDD) 」および「時分秒 (hhmmss) 」が入ります。
  6. 設定情報採取の完了後は、採取ファイルを保存するか、設定仕様書生成ツールで採取ファイルを指定して設定仕様書を生成してください。

 

エラーが発生した場合

情報採取ツールの実行中に何らかのエラーが発生した場合は、"ssdadt_free.exe" と同じディレクトリに以下の名称でエラーログファイルが出力されます。

  • エラーログファイル名
    出力された採取ファイル名の末尾に「_ERROR」を付与したファイル名で、拡張子は「log」です。
    <コンピューター名>_YYYYMMDDhhmmss_ERROR.log
      例) samplePC_20220626213856_ERROR.log

情報採取ツールのエラーは、以下のような要因で一部の情報採取に失敗した際に発生しますので、本ツールの実行環境を確認してください。

  • 情報採取ツールを実行した際のユーザーが、管理者権限をもっていなかった場合。
  • その他、情報採取ツールの実行環境が「動作環境」の要件を満たしていなかった場合。
  • 対象のサーバーについてログインから情報採取までの間にパスワードの有効期限が切れたり、パスワードが変更された場合。
  • 情報採取ツールを実行した環境の負荷が非常に高い場合など、情報の採取がタイムアウトした場合。
    •  1 項目あたり、情報採取のタイムアウトは 30 分に設定されています。

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設定仕様書生成ツール
(SSDAGenerator_free)

使用方法

  1. 展開した "SSDAGenerator_free" フォルダーを開き、"GeneratorDesktop.exe" を実行します。
  2. 「使用許諾契約」が表示されます。内容を確認して、問題がなければ「同意して次へ」をクリックします。
  3. 設定仕様書生成ツールが起動します。
    dt-free-gen-01
    • 設定仕様書生成ツールの有効期限が切れている場合、各設定項目がグレーアウトして使用できなくなります。
  4. 以下の各欄を設定します。
    • 採取ファイル
      設定仕様書を生成する対象の環境から情報採取ツールで採取した、zip 形式の採取ファイルの保存場所を入力します。「参照」ボタンをクリックすることで対象のファイルを指定することも可能です。
      • 指定できるファイルは、情報採取ツールで採取された zip 形式のファイルのみです。
      • 情報採取ツールから出力された際のファイル名は変更しないでください。
      • この項目に入力、変更を行うと「生成ファイル」欄が自動入力されます。この際に自動入力される内容については、後述の「生成ファイル」を参照してください。
    • デザイン選択
      生成する設定仕様書のデザインを選択します。
    • レポートタイプ
      生成される設定仕様書ファイルのファイル形式を指定します。
      • 無償版では「PDF」が表示されており、変更できません。
    • 生成ファイル
      生成される設定仕様書ファイルの出力先および、ファイル名を入力します。「参照」ボタンをクリックして指定することも可能です。
      • 「採取ファイル」が入力、または変更されると、この項目に以下のパスおよびファイル名が自動入力されます。そのため「生成ファイル」の設定内容を手動で指定する場合は、「採取ファイル」を確定した後に自動入力された内容を上書きしてください。
        自動入力される値:
        [採取ファイルの保存フォルダー]¥Windows-無償版設定仕様書_[「採取ファイル名」(拡張子除く)].pdf
        
        例:以下の設定仕様書を出力する場合
          「採取ファイル」  "C:¥temp¥winpc01_20220525113133.zip"
          「生成ファイル」に自動入力される内容
           "C:¥temp¥Windows-無償版設定仕様書_winpc01_20220525113133.pdf"
  5. 生成」ボタンをクリックします。
    • 指定された採取ファイルから設定仕様書の生成を行います。
      下方のテキストボックスに生成処理の進捗を表示し、もし処理中に何らかのエラーが生じた際はログを赤字で表示します。赤字のログが表示された際は、内容を確認して必要な対応を行った後に、再度生成を実行してください。
    • キャンセル」ボタンをクリックすることで、設定仕様書の生成を中断することができます。
  6. 設定仕様書生成ツールを終了する際は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。
    • 設定仕様書生成ツール終了の確認が表示され、「OK」ボタンをクリックすると本ツールを終了します。
      この際、生成処理中の設定仕様書があった場合は、処理が中断されます。


設定仕様書生成時の注意

  • 対象の環境に存在しない機能に関する項目は、設定仕様書において空欄となります。
  • 情報採取ツールで出力された採取ファイルのファイル名を変更している場合、設定仕様書の生成処理はエラーとなります。
  • 採取ファイルが破損している、または採取ファイルではないファイルを指定している場合、設定仕様書の生成処理はエラーとなります。

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オープンソースソフトウェアの使用

設定仕様書生成ツールでは各ライセンス形態に従ってオープンソースソフトウェア (OSS) を利用しており、各 OSS のライセンスは展開した本ツールの配下の [licenses] フォルダに格納しています。


開発者、および開発コミュニティの皆様には深く感謝をいたします。

 

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