製品コラム
セイテクエンジニアのブログ 製品コラム リモート情報採取ツールのLinuxログイン/実行ユーザーについて-SSD-assistance FAQ(仮)
2024年08月21日配信
2024年08月21日更新
執筆者:セイ・テクノロジーズ エバンジェリスト
「SSD-assistance」を使用する上での、よくあるお問い合わせ問い合わせについて、不定期で詳しく解説します。製品に関するよくある問い合わせについては、こちらでご確認ください。製品のサポート技術情報については、こちらで検索することができます。
SSD-assistanceは、Windows Server、Linuxサーバー、Amazon Web Services(AWS)、VMware ESXi/vSphereの情報採取と仕様書作成をサポートしています。Windows以外の情報採取については、「リモート情報採取ツール」をWindowsから実行してリモートで採取することになります。Linuxサーバーについては、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、CentOS、AlmaLinux、Rocky Linux、Ubuntu(詳しいバージョンについては、SSD-assistanceの「動作環境と要件」で確認してください)に対応しています(画面1)。

画面1 Windows上でリモート情報採取ツールを実行して、Linuxサーバーから情報を採取する

画面2 採取した情報(.zip)から自動生成された「Linux設定仕様書」のサンプル
Linuxサーバーからの情報採取はSSH(既定のポート22)によるリモート接続を介して行われます。「ログインユーザー」は、ホスト(ホスト名またはIP)にSSH接続する際に使用するユーザー名であり、接続に必要なパスワードまたは鍵認証(openSSHで生成するpemファイルとパスフレーズ)を指定します。
SSHでリモート接続するユーザーがroot権限を使用可能であれば、「実行ユーザー」の指定は必要ありません。root権限を使用可能なユーザーとは、root(既定のスーパーユーザー)、rootと同等のユーザー(visudoで編集する/etc/sudoersファイルで定義)、またはsudoコマンドを使用可能なユーザー(sudoグループのメンバー)です(画面3)。

画面3 「ログインユーザー」がsudoコマンドを使用可能なユーザーであれば、「実行ユーザー」の指定は不要
sudoコマンドを使用できない標準ユーザーの場合、「実行ユーザー」にroot権限を使用可能なユーザーとそのパスワードを指定する必要があります(画面4)。「実行ユーザー」にはsudoコマンドを使用可能なユーザー(画面5)またはrootまたはrootと同等のユーザーを指定してください。

画面4 「ログインユーザー」に標準ユーザーを使用する場合、root権限を持つ「実行ユーザー」を指定しないと情報採取に失敗する

画面5 「実行ユーザー」には、sudoコマンドを使用可能なユーザー、またはroot(使用可能な場合)を指定する。この例のlocaluserはsudoグループのメンバー
Ubuntuなど、Linuxディストリビューションによっては、既定でrootにパスワードが設定されておらず、rootを使用すること(rootによるログインやsuコマンドによるrootシェルへの切り替え)ができません。その場合、sudoコマンドを使用可能なユーザーで次のコマンドを実行してrootにパスワードを設定すれば、「実行ユーザー」に「root」を指定することができます。
rootにパスワードを設定するには、次のコマンドラインを実行します(画面6)。
| $ sudo passwd root |
rootのパスワードを削除するには、次のコマンドラインを実行します。rootのパスワードを削除する場合は、root権限を持つユーザー(sudoコマンドを使用できるユーザーなど)が利用可能であることを確認したうえで行ってください。
| $ sudo passwd -d root |
通常、rootにパスワードを設定しても、SSHによるリモート接続は許可されていませんが、rootでSSH接続を試行してみたり、「/etc/ssh/sshd_config」を見直すなどして、セキュリティ設定を再確認してください。

画面6 rootにパスワードを設定することで、「実行ユーザー」に指定できるようになる。ただし、パスワードによるrootのSSH接続は許可しないこと(既定は不許可)
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