かつて山市良と呼ばれたおじさんのブログ
セイテクエンジニアのブログ かつて山市良と呼ばれたおじさんのブログ ITニュース. 2026年10月から2027年10月へ2つの1年延長と、Windows Admin Center(v2)2606リリース
2026年06月29日配信
2026年06月29日更新
執筆者:山内 和朗
先週発表されたWindows ServerおよびWindows 10に関連するニュースをまとめてお送りします。
Windows Serverのホットパッチは、2022年2月にWindows Server 2022 Datacenter: Azure Edition Core(Server Coreインストール)に対して一般提供(GA)され、*1 2023年7月からはデスクトップエクスペリエンスのWindows Server 2022 Datacenter: Azure Editionでに正式に対応しました。*2 現在は、Windows Server 2025 Datacenter: Azure Edition/Azure Edition Core、Azure Arc対応サーバーのWindows Server 2025 Standard/Datacenter、Windows 11(バージョン24H2以降)でもホットパッチが利用可能になっています。
*1 Windows Server Hotpatching is here!|Windows Server News and Best Practices(Tech Community)
*2 Hotpatching is now available for Windows Server VMs on Azure with Desktop Experience!|Windows Server News and Best Practices(Tech Community)
私自身、今回の発表まで知らなかったのですが、固定ライフサイクルサポート、長期サービスチャネル(LTSC)のWindows Serverでは、ホットパッチの提供がリリース後最初の5年のメインストリームの終了とともに終わるようです。Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition/Azure Edition Coreのその期限は2026年10月13日でした。その期限が2026年6月26日(米国時間)、1年延期され、2027年10月12日まで提供されることが発表されました。
Windows Server 2022 hotpatch update support extended through October 2027|Windows Message center(Microsoft Learn)
ホットパッチの一般提供(GA)時の発表では言及されていませんでしたが、Windows Server 2022 Datacenter: Azure Editionではなく、Windows Server 2022のライフサイクルサポートのページに“Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition Coreのホットパッチはメインストリームサポートが終わるまでサポートされます”と記述されています(画面1)。“Azure Edition Core”と限定されているのは、このページに記載されたのが、デスクトップエクスペリエンスのサポートが一般提供される前だったからだと想定します。
Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition|Microsoft Lifecycle(Microsoft Learn)
Windows Server 2022|Microsoft Lifecycle(Microsoft Learn)
“Hotpatching is supported on Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition Core through the end of Mainstream Support.”

画面1 固定ライフサイクルポリシー(LTSC)対象製品は、ホットパッチはメインストリーム期間中のみ
同じ固定ライフサイクル(LTSC)のWindows Server 2025 Datacenter: Azure Edition/Azure Edition Core/Standard/Datacenterについては、ホットパッチの提供期限の情報は見つかりませんが、メインストリームサポート期間中であると想定しておいたほうがよいでしょう。
なお、ホットパッチと言えば、先月、2026年6月はホットパッチ提供月でありながら、例外的に再起動が必要なベースラインの更新プログラムが提供されました(その理由は、2026年6月末のセキュアブート証明書の期限切れに対応した証明書の更新の関係と想像しています)。ホットパッチのカレンダーによれば、今月、2026年7月はベースラインの更新プログラム提供月です。2か月連続で再起動が必要になるので注意してください。
関連:
vol.120 再起動不要のWindows Server用ホットパッチ|Azure Update Managerでサーバー更新管理(9) [2025年07月10日配信]
ITニュース. Windows Server 2025 Datacenter/Standardのホットパッチは7月に正式提供開始 [2025年05月02日配信]
ITニュース. Windows 11ホットパッチ正式提供開始で、最大3か月間、セキュリティ更新のための再起動が不要に [2025年04月04日配信]
ITニュース. 2026年6月のセキュリティ更新は、ホットパッチではなくベースライン更新に [2026年05月29日配信]
Microsoftは、Windows 10バージョン22H2を利用している企業向けに、2025年10月14日の製品サポート終了後も最大3年間、拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Updates《ESU》)を有償で提供しています。オンプレミスのWindows 10デバイス向けの1年目のESUは2026年10月13日で終了します。2年目以降もESUを利用するためには2年目のESUを購入する必要があります(Azure上のWindows 10には追加料金なしで提供されます)。
Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム|Windows(Microsoft Learn)
Microsoftは個人(コンシューマー)のWindows 10デバイスに対しても、無料(PC設定の同期)または有料(Microsoft Reward 1000ポイントとの引き換えまたは30USドル)で1年間限定の個人向けESUを提供しました。これまでESUの提供期限は2026年10月13日まででしたが、最近になって、2027年10月12日まで1年延長されました(画面2)。既に個人用ESUを登録してESUのセキュリティ更新プログラムを受け取っている場合は、そのまま自動的に2027年10月12日までてESUのセキュリティ更新プログラムを受け取ることができます(画面3)。企業向けのWindows 10 ESUのように2年目のESUを購入する必要はありません。
Windows 10 コンシューマー向け拡張セキュリティ更新 (ESU)|Windows(Microsoft)
画面2 個人用ESUの提供期限は2026年10月13日から2027年11月12日に1年延長。既に個人用ESUを登録済みであれば自動延長(注: 企業向けESUは2年目の購入が必要)

画面3 ESUに登録済みであるかどうかは、「設定」アプリの「Windows Update」の「お使いのPCは、拡張セキュリティ更新プログラムを取得するために登録されています。」の表示で確認できる
関連:
ITニュース. 企業向けWindows 10 ESU販売開始と個人向けESUの受付拡大 [2025年09月17日配信]
Windows Admin Center(v2)(WAC(v2))の最新版、バージョン2606(ビルド2.7.3.15)が正式にリリースされました。このリリースは、現在、プレビュー提供中の「Windows Admin Center Virtualization Mode」(6月10日に最新のプレビュービルド2.7.1.8がリリース)と分けるために「Windows Admin Center Administration Mode」専用のリリースであると明言されています。今回のリリースは、フィードバックに基づいたプラットフォームの更新や改善に焦点を焦点を当てたメンテナンスリリースという位置付けであり、新機能は追加されていません。
Windows Admin Center version 2606 is now generally available!|Windows Admin Center Blog(Tech Community)
Windows Admin Center release history|Windows Server(Microsoft Learn)[未更新]
WAC(v2)のダウンロード:
https://aka.ms/DownloadWAC
WAC(v2)バージョン2511からの問題ですが、新バージョンが利用可能であることの通知や組込みの更新機能は機能しません。上記リンクから手動でダウンロードして、上書きインストールすることで更新できます(画面4)。今回のリリースの変更点については、インストール後にポップアップ表示される新着情報(または「?|新着情報」から)で確認してください。

画面4 WAC(v2)バージョン2606への更新完了。WAC(v2)に組み込みの更新機能は動作しないので、手動でダウンロードしてインストールする必要がある