かつて山市良と呼ばれたおじさんのブログ
セイテクエンジニアのブログ かつて山市良と呼ばれたおじさんのブログ vol.224 事前プロビジョニング用、Entraハイブリッド参加の設定(その4)|Windows Autopilot試乗会
2026年08月03日配信
2026年08月03日更新
執筆者:山内 和朗
現在、Windows Autopilotの事前プロビジョニング用シナリオ、Entraハイブリッド参加による新規デバイスの導入手順を試しています。今回は次に進む前の追加手順から。
事前プロビジョニング用シナリオのEntraハイブリッド登録による新規デバイスの導入手順を行っています。今回は、以下に示す一連の手順の手順10に進む前の追加手順から。
Windows Autopilot 事前プロビジョニング用、Entraハイブリッド参加の手順済 vol.221)手順 1: Windows の自動Intune登録を設定する(Microsoft Learnドキュメント) 手順 10: テクニシャン フロー(Microsoft Learnドキュメント) |
前回の最後の手順 9では、デバイスを特定のユーザーに割り当てることで(省略可能)、ユーザーまたはユーザーが属するグループに割り当てられたWindows Autopilot以外の各種ポリシーやアプリケーションのインストールをWindows Autopilotのセットアップ中(ユーザーフローのフェーズで)に行わせることができると説明し、いくつかのストアアプリをインストールするようにユーザーグループ(AutopilotUserGroup)に割り当てました。
デバイスが属するグループ(Windows Autopilot用の手順5のデバイスグループや他のグループ)に割り当てられたWindows Autopilot以外のポリシーやアプリケーションのインストールもまた、Windows Autopilotのセットアップ中(技術者フローのフェーズで)に適用されます。Microsoft 365アプリなど、大きなWin32アプリケーションについては、技術者フローのフェーズでインストールされるようにすることで、その後のユーザーフローのフェーズの時間を短縮できるという利点があります。
今回は例として、Microsoft 365アプリのカスタマイズされたインストールをWindows Autopilotに含めたいと思います。なお、Microsoft 365アプリを含むMicrosoft 365 Businessライセンスは購入して、デバイスを使用するユーザーにそのライセンスを割り当て済みです。ユーザーへのライセンスの割り当てだけでは、ユーザーがMicrosoft 365の「アプリ」ページ(https://www.microsoft365.com/apps)から手動でアプリをインストールして使用できるようになるだけで(画面1)、デバイスへのアプリのインストールは自動では行われません。

画面1 Windows Autopilotデバイスを使用するユーザーには、Microsoft 365 Businessのライセンスを割り当て済みで、ユーザー自身によるインストールが可能な状態
Intune管理センター(intune.microsoft.com)で「アプリ|プラットフォーム > Windows」を開き、「Windows|Windows のアプリ」ページで「+作成」をクリックします。「アプリの種類を選択」では「Microsoft 365 Apps(Windows 10以降)」を選択します(画面2)。

画面2 アプリの種類として「Microsoft 365 Apps(Windows 10以降)」を選択する
「① アプリ スイートの情報」タブでは既定の設定をすべて受け入れ、「次へ」をクリックします(画面3)。

画面3 「① アプリ スイートの情報」タブでは、そのまま「次へ」をクリックする
「② Microsoft 365 アプリの追加」タブでは、インストールオプションを次のようにカスタマイズしました(画面4)。
| 設定 | 設定 |
| 構成設定の形式 | 構成デザイナー |
| Officeアプリを選択する | Microsoft 365ライセンスに含まれるアプリ(Access、Excel、Word、PowerPoint...)からインストール対象を選択できます |
| 他のアプリを選択する | ライセンスがある場合、Project Onlineデスクトップクライアント、Visio Onlineプラン2を選択できます |
| アーキテクチャ | 64ビット |
| 既存のファイル形式 | Office Open XML形式(Officeの既定)または「Office Open Document形式) |
| 更新チャネル |
Currentチャネル、Currentチャネル(プレビュー版)、または月次エンタープライズチャネル (その他のバージョンの削除: はい、インストールするバージョン: 最新)(既定) |
| 共有コンピューターのライセンス認証を使用 | いいえ(既定) |
| ユーザーの代理で Microsoft ソフトウェアライセンス条項に同意する | はい(既定) |
| Microsoft Search in Bing のバックグラウンド サービスをインストールする | はい(既定) |
| 言語 | 日本語 |

画面4 Microsoft 365アプリのインストールをカスタマイズする
今回はIntuneに組み込みの構成デザイナーを使用してインストールをカスタマイズしていますが、「構成設定の形式: XML データを入力する」を選択した場合、「Officeカスタマイズツール」のサイト(https://config.office.com/)で構成、エクスポートしたXMLファイルの内容を張り付けることもできます(画面5)。

画面5 Officeカスタマイズツールサイトで構成し、エクスポートしたXMLでインストールをカスタマイズすることも可能
「③ 割り当て」タブで「+グループの追加」をクリックし、手順5で作成したデバイスグループを追加して、このアプリをデバイスにアプリを割り当てます(画面6)。

画面6 Microsoft 365アプリを手順5で作成したWindows Autopilotのデバイスグループに割り当てる
「④ 確認と作成」タブで「作成」をクリックし、アプリの作成を完了します。
以上の設定で、Windows Autopilotのセットアップ中(技術者フローのフェーズで)にMicrosoft 365アプリがデバイスにインストールされるはずです。
次回はいよいよ、最後の手順10と手順11、デバイスの電源をオンにして、Windows Autopilotによるセットアップのエクスペリエンスを体験します。
次回(手順 10~)へ...