セイテクエンジニアのブログ 製品コラム 英語版OSへのBOMのインストールについて-BOM for Windows FAQ(仮)
2024年09月25日配信
2024年09月25日更新
執筆者:セイ・テクノロジーズ エバンジェリスト
「BOM for Windows 8.0」を使用する上での、よくあるお問い合わせ問い合わせについて、不定期で詳しく解説します。製品に関するよくある問い合わせについては、こちらでご確認ください。製品のサポート技術情報については、こちらで検索することができます。
Windows Server英語版が動作するスタンドアロンサーバーをBOMで監視したいのですが、以下のサポート技術情報によると、英語版にインストールして監視することできず、代理監視機能を使用して別のBOMサーバーから監視することは可能とあります。別のBOMサーバーを用意することができません。スタンドアロン環境で監視する方法はありませんか。
BOM は英語版 Windows の監視に対応しているか(セイ・テクノロジーズ株式会社サポート技術情報)
WindowsおよびWindows Serverは、言語パックをインストールすることで、実行中の既定(インストールメディアの言語)の言語と地域以外の、言語と地域のサポートを追加して、表示言語や既定の言語、システムロケールを変更することができます。
BOMのソフトウェアは、日本語版Windows Serverデスクトップエクスペリエンスにインストールして監視することができます。それは、英語版(または他の言語版)のWindows Serverに日本語の言語と地域のサポートを追加した環境でも同様です。
以下に、Windows Server 2022デスクトップエクスペリエンス英語版の日本語化を、ローカル「Administrator」で作業する場合の手順で説明します。運用環境では、言語パックのインストールとBOMソフトウェアのインストールは、ローカル管理者権限のある(Administratorsローカルグループのメンバー)で実施してください。BOMのソフトウェアのインストールと、「サーバー設定ウィザード」および「初期設定ウィザード」の実行は、表示言語とシステムロケールを「日本語(日本)」に切り替えた後に実行する必要があります。また、表示言語の切り替えは「BOMマネージャー」を使用するユーザーごとに行う必要があります。UIは若干異なる場合もありますが、Windows Server 2016やWindows Server 2019でも同様の手順で日本語化できます。
※表示言語とシステムロケール「日本語(日本)」は、BOMのインストールや「BOMマネージャー」、「BOMヘルパーサービス」の正常な動作のために必要です。システムロケールを変更できない場合、例えば、英語版Windows Serverで使用中の他のアプリケーションがシステムロケール「英語(米国)」を必要とする場合は、代理監視の方法を検討してください。
Windows Server 2022のデスクトップ(ローカルコンソールまたはリモートデスクトップ接続)に管理者(ローカルのAdministratorやドメインのAdministratorなど)としてログオンして以下の手順を実行します。
デスクトップに同じユーザーで再びログオンし、表示言語が日本語に切り替わったことを確認したら、続いてシステムロケールを「日本語(日本)」に変更します。
表示言語とシステムロケールを「日本語(日本)」に変更したら、BOMのソフトウェアのインストールが可能になります。インストールソースのルートにある「autorun.hta」をダブルクリックして開いて、「基本製品」をクリックし、インストールを開始します。「基本製品」のインストール後、自動開始する「システム設定ウィザード」と「初期設定ウィザード」を完了すると、「BOMマネージャー」を使用したローカル監視、およびリモートの「BOMマネージャー」によるリモート監視が可能になります。必要に応じて、オプションコンポーネントやオプション製品をインストールします。
システムロケールが「日本語(日本)」に変更されていない場合、「初期設定ウィザード」および「BOMマネージャー」の「監視設定の追加/インポート」「テンプレートの追加/インポート」を実行しようとすると、「これは監視設定/通知設定ファイルではありません(エラーコード: 6015)」や「監視テンプレートファイルではありません(エラーコード: 6014)」「これはテンプレートファイルではありません(エラーコード: 6039)」などのエラーが発生します。
この問題を回避するには、システムロケールを「日本語(日本)」に変更してから、監視設定やテンプレートのインポートを行います。
表示言語とシステムロケールの変更に加えて、以下の設定を行うことで、Windows Serverデスクトップ日本語版と同等の日本語環境にすることができます。これらの設定は必要に応じて実施してください。
日本語キーボードが接続されており、キートップと実際の入力が異なる場合は、次の手順を実施してください。
2024年11月20日 | カスタム監視でHyper-Vレプリカの監視を強化-BOM for Windows活用例 |
---|---|
2024年11月13日 | カスタム監視でフェールオーバークラスターの監視を強化-BOM for Windows活用例 |
2024年11月06日 | IEのアンインストールの可否について-BOM for Windows FAQ(仮) |
2024年10月30日 | Windows Server CoreにBOMをインストールしてみた(サポート外) |
2024年10月23日 | ネットワークドライブの容量監視-BOM for Windows FAQ(仮) |
2024年10月16日 | PowerShell: Excelシートからセルの値を取得したい-Windows FAQ(仮) |
2024年10月09日 | VMのV2V移行、移行前と移行後で何が変わるの?-SSD-assistance活用例 |
2024年10月02日 | BOM 8.0のMicrosoft 365向けOAuth 2.0対応について-BOM for Windows FAQ(仮) |
2024年09月25日 | 英語版OSへのBOMのインストールについて-BOM for Windows FAQ(仮) |
2024年09月18日 | BOM製品が使用するネットワークポート-BOM for Windows FAQ(仮) |