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BOM製品が使用するネットワークポート-BOM for Windows FAQ(仮)

2024年09月18日配信
執筆者:セイ・テクノロジーズ エバンジェリスト

 「BOM for Windows」を使用する上での、よくあるお問い合わせ問い合わせについて、不定期で詳しく解説します。製品に関するよくある問い合わせについては、こちらでご確認ください。製品のサポート技術情報については、こちらで検索することができます。

 

Q. BOMによる監視で使用されるポートについて教えてください

 

 以下のサポート技術情報には、BOMの代理監視で使用するポートについて説明されていますが、ローカル監視、リモート監視、オプション製品が使用するポートについて教えてください。

BOMによる代理監視で使用するポートについて(セイ・テクノロジーズ株式会社 サポート技術情報)

A. BOM製品が使用する可能性があるポートの一覧を示します

 

 BOMによるローカル監視についてはファイアウォールの影響を受けることはありませんが、リモート接続が行われる状況では代理監視以外にもポートの許可が必要な場合があります。以下にBOMの基本製品およびオプションコンポーネント、オプション製品、個別機能で使用するネットワークポートを示します。

 

BOM基本製品

 

項目 宛先エンドポイント 宛先ポート
ローカル監視(BOMマネージャーのローカル接続)
リモート監視(BOMマネージャーのリモート接続) 監視対象 20080/TCP(BOMヘルパーサービス)※1
代理監視 監視対象 445/TCP(Direct Hosting of SMB)、135/TCPおよび49,152~65,535/TCP(MS-RPC)
監視設定: Ping監視 監視対象 ICMPエコー要求/応答
監視設定: ポート監視 監視対象 指定したTCP/UDPポート
監視設定: AWS S3ストレージ監視 AWS S3サービス 443/TCP(HTTPS)
監視設定: HTTPアクセス応答監視 監視対象URL 80/TCP(HTTP)、443/TCP(HTTPS)、または指定したTCPポート
監視設定: iLOログ監視 監視対象iLO 443/TCP(HTTPS)または指定したTCPポート
監視設定: iRMCログ監視 監視対象iRMC 443/TCP(HTTPS)または指定したTCPポート
アクション項目: メール送信 SMTPサーバー 25/TCP(SMTP)またはSMTPSポート
アクション項目: ファイル添付送信(SMTP) SMTPサーバー 25/TCP(SMTP)またはSMTPSポート
アクション項目: SNMPトラップ送信 監視対象 162/UDP(SNMP Trap)
アクション項目: syslog送信 syslogサーバー 514/UDP(Syslog)
アクション項目: AWS S3ファイル送信 AWS S3サービス 443/TCP(HTTPS)
通知項目: メール送信 SMTPサーバー 25/TCP(SMTP)またはSMTPSポート
通知項目: SNMPトラップ送信 監視対象 162/UDP(SNMP Trap)
通知項目: syslog送信 syslogサーバー 514/UDP(Syslog)
SNMPトラップ受信機能 監視対象 162/UDP(SNMP Trap)
HTTPS送受信機能   送信先URL 80/TCP(HTTP)、443/TCP(HTTPS)、または指定したTCPポート
アラートフィルター機能 SMTPサーバー 25/TCP(SMTP)またはSMTPSポート
  POP3サーバー 110/TCP(POP3)またはPOP3Sポート
監視設定のインポート 監視対象 20080/TCP(BOMヘルパーサービス)※1

 

BOMオプションコンポーネント

 

項目 宛先エンドポイント 宛先ポート
Linuxオプション 監視対象 22/TCP(SSH)
Oracleオプション
SQL Serverオプション
VMwareオプション 監視対象(ESXi、vSphere) 443/TCP(HTTPS)

 

BOMオプション製品

 

項目 宛先エンドポイント 宛先ポート
集中管理コンソール Webコンソール 8443/TCP(HTTPS)※2
  監視対象 20080/TCP(BOMヘルパーサービス)※1
アーカイブデータベース アーカイブデータベース(SQL Server)

1433/TCP(既定のインスタンスの場合)

1434/UDP、および1433/TCPまたは静的または動的TCPポート(名前付きインスタンスの場合)※3

レポートデータベース レポートデータベース(SQL Server)

1433/TCP(既定のインスタンスの場合)

1434/UDP、および1433/TCPまたは静的または動的TCPポート(名前付きインスタンスの場合)※3

 

関連情報:

セキュリティ製品のファイアウォール機能による通信遮断について(セイ・テクノロジーズ株式会社 サポート技術情報)

What’s new in BOM 8.0 SR1: #2 代理監視チェックツール(製品コラム)

 

・・・

 

※1 BOM 8.0のBOMヘルパーサービス用ポートの既定は20080/TCPですが、BOM 7.0は20070/TCP、BOM 6.0は20060/TCP、BOM 5.0は20050/TCPが既定です。既定のポート番号は変更可能であり、その方法は「BOM for Windows Ver.8.0 ユーザーズマニュアル」の「第10章 BOMコントロールパネル|(2) BOMヘルパーサービス設定」で説明されています。

※2 集中管理Webコンソールの既定のポート番号8443/TCPは変更可能であり、その方法は「BOM for Windows Ver.8.0 集中監視コンソール ユーザーズマニュアル」の「5. BOM 集中監視コンソールのインストール|(3) ポート番号の変更」で説明されています。

※3 SQL Serverへのアクセスを許可するためのファイアウォール設定については、以下の公式ドキュメントを参照してください。
SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成(Microsoft Learn)

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