サーバー群を健全な状態に保つために必要なルーティンワークは、サーバー管理者のヒューマンリソースを著しく消耗させます。BOM for Windows Ver.7.0 は、この非人間的ともいえる作業から、全てのシステム管理者を解放します。
システム管理者は、BOM for Windows Ver.7.0 をインストールし、要件に従って監視設定を行うだけ。後は BOM for Windows Ver.7.0 が設定値に従った監視を 24 時間休み無く継続し、障害発生時には指定の方法で管理者への通知を実行します。BOM の監視範囲は、OS は勿論のこと、HDD・NIC等のハードウェアからサーバーアプリケーション、更にはサーバーハードウェアベンダー独自のハードウェア監視ツールとの連携により、ハードウェア監視ツールで検出した障害などもあわせた統合監視環境の構築が可能です。
監視 (22種類) |
ディスク容量監視、フォルダー・ファイル監視、サービス監視、プロセッサ監視、メモリ監視、ディスクアクセス監視、ネットワークインターフェイス監視、プロセス監視、パフォーマンスカウンター監視、プロセスリスト監視、イベントログ監視、テキストログ監視、BOM ヒストリー監視、Ping 監視、ポート監視、インストールソフトウェア変更監視、Windows Update 監視、AWS S3 ストレージ容量監視、iLO ログ監視、iRMC ログ監視、HTTP アクセス応答監視、カスタム監視 |
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カスタム監視補助 |
※ カスタム監視補助とは、カスタム監視と特定の監視テンプレートを組み合わせることで利用できる監視です。 SNMP Get 監視、重複ファイル監視、未アクセスファイル監視 |
通知アクション (5種類) |
メール送信、SNMPトラップ送信、イベントログ書き込み、syslog 送信、カスタム通知 |
リカバリーアクション |
サービスコントロール、シャットダウン (再起動)、監視 有効/無効、カスタムアクション |
その他のアクション |
AWS S3 ファイル送信、HTTPS 送信、SMTP ファイル送信 |
Windows システム監視 Basic、Windows システム監視 Basic (ローカル監視用)、BOM SNMP トラップ受信機能監視、Nano Server システム監視
プロセッサ負荷状況、論理ドライブ空き容量、ハードディスク負荷状況、メモリ、ページファイル、メモリ負荷状況、アプリケーションイベントログ、システムイベントログ、プリンタースプーラー、EV (イベントログ) 自動復旧機能
Active Directory、Active Directory (Database)、DNS Server、DNS Client、DHCP Server、DHCP Client、DFS (分散ファイルシステム)、Remote Access、WINS、Windows Defender、Hyper-V、Hyper-V_Windows_Server_2012、Hyper-V_Windows_Server_2012R2、Hyper-V_Windows_Server_2016、Hyper-V レプリカ監視、IPAM 監視、MSFC_Windows_Server_2016、セキュリティログ、WSUS監視
NEC ESMPRO ServerManager 5.6.x、NEC ESMPRO ServerAgent 4.6、NEC ESMPRO ServerManager 6.x、NEC ESMPRO ServerAgent Service 1.0、NEC ESMPRO ServerAgent Service 1.3、HP System Management-Insight Manager、HP Insight Management Agent 9.x、Dell OpenManage ServerAgent 5.2、Fujitsu ServerView Agents V11、Hitachi JP1 Server Conductor Blade Server Manager V10、NEC ESMPRO ServerManager 7.0、NEC ESMPRO ServerAgent Service 2.3
Oracle Database 11g [BOM Oracle オプション専用]、Oracle Database 12c [BOM Oracle オプション専用]、SQL Server [BOM SQL Server オプション専用]、SQL Server 2008、SQL Server 2012、SQL Server 2014、SQL Server 2016、SQL Server 2017 (Windows版)、SQL Server 2019 (Windows版)
Exchange Server 2010
Internet Information Services 7.5、Internet Information Services 8.0、Internet Information Services 8.5、Internet Information Services 10.0
Citrix XenApp [BOM Citrix オプション専用]、SharePoint Server 2013
Backup Exec 2014_15、Backup Exec 16_20、Backup Exec 21、CA ARCserve Backup for Windows 16.5、Arcserve Backup r17 & r17.5、CA ARCserve RHA r15 & r16 & r16.5、CA ARCserve D2D r16 & r16.5、Arcserve UDP v6 & v6.5、ARCserve RHA 18.0、Arcserve UDP v7、Symantec System Recovery 2013 R2 Server Edition 監視、Veritas System Recovery 16 & 18、Acronis Backup&Recovery 11.5 AdvancedServer for Windows、Acronis Backup Advanced 11.7 for Windows Server、vRanger Backup and Replication 5.3、QQR イベントログ監視、ShadowProtect 5 監視、IBM Tivoli Storage Manager FastBack 6.1、ActiveImage Protector 2016 R2 監視、ActiveImage Protector 2016 -RE 監視、ActiveImage Protector 2018 -RE 監視、ActiveImage Protector 2018 ServerEditon、Windows Server Backup 監視
McAfee VirusScan Enterprise 8.8、TREND ウイルスバスター Corp.10.5 サーバー監視、TREND ウイルスバスター Corp.10.5 クライアント監視、TREND ウイルスバスター Corp.10.6 監視、TREND ウイルスバスター Corp.11 サーバー監視、TREND ウイルスバスター Corp.11 クライアント監視、TREND Deep Security 8.0 Windows 監視、TREND Deep Security Manager 9.6監視、TREND Deep Security Agent 9.6監視、TREND ServerProtect 5.8 一般サーバ監視、TREND ServerProtect 5.8 インフォメーションサーバ監視、TREND ビジネスセキュリティ 9.0 サーバー監視、TREND ビジネスセキュリティ 9.0 クライアント監視、Symantec Endpoint Protection 12.1 Manager サーバー 監視、Symantec Endpoint Protection 12.1 クライアント監視、ESET File Security for Microsoft Windows Server 4.5、ESET File Security for Microsoft Windows Server 6.2、Kaspersky Anti-Virus for Windows Server 8.0 EE 監視、Kaspersky Security 10 for Windows Server Version 監視
SKYSEA Client 監視
Cybozu Garoon 3 監視、サイボウズ ガルーン 4.2 監視
朝監視
重複ファイル監視、未アクセスファイル監視、SNMP Get監視
Dr.Sum EA 4.0 監視、isAdmin 監視、Amazon EC2 システム監視 Basic、Dr.Sum EA 4.1 監視、Dr.Sum EA 4.2 監視、Azure Backup 監視
Linux システム監視 Basic
Linux メモリ監視、Linux ディスク監視、Linux プロセス数監視、Linux テキストログ監視、Linux ネットワーク監視、Linux サーバープロセス監視、Linux システム負荷監視、Linux アップタイムカウント
Linux DNS_BIND 監視、Linux DHCP サーバー監視、Linux Apache サーバー監視、Linux Sendmail 監視、Linux POP_IMAP 監視、Linux Squid 監視、Linux Samba サーバー監視、Linux NFS 監視
Ver.5向け_システム監視 Basic、Ver.6向け_システム監視 Basic
Windows サーバー診断レポートV2レポート用、Windows サーバー診断レポートV3レポート用、Hyper-Vレポート用、Arcserve UDPv6ログ取得レポート用、セキュリティログレポート用、VMware レポート用、Linuxサーバー診断レポートV2レポート用
また、「ダウンロード」ページでは、随時追加のテンプレートを公開しておりますので、そちらもご確認ください。
BOM はマネージャーサーバーもデータベースサーバーも必要なく、監視対象にインストールした BOM 自身が監視・通知・リカバリーのすべてを実行する「自立分散監視」に対応し、もしサーバーが増えた場合でも新しいサーバーに BOM をインストールするだけで柔軟に監視環境を拡張できます。
また逆に、稼働中の本番サーバーへのアプリケーション追加には稟議やテストなど多くのステップが必要となり、結局インストールが承認されない…そんな話もよく耳にします。しかしそんな環境にも、BOM for Windows Ver.7.0 の基本機能「代理監視(エージェントレス監視)」を使えば一挙に解決します。代理監視では大切な本番サーバーに何もインストールせず、監視・通知・リカバリーといった BOM のほとんどの機能をネットワーク経由で実行することができます。
BOM は標準で簡易データベースを備えており、別途 DB サーバーを用意することや、データベースをインストールする必要がありません。しかしながら、長期にわたるサーバー監視データの蓄積に対応するため、BOM アーカイブ機能を標準搭載しています。
BOM アーカイブを利用することにより、サーバーの監視データを Microsoft SQL Server へ蓄積できます。そして蓄積したデータは、BOM アーカイブマネージャーでグラフ表示することや、CSVデータとして出力することが可能です。長期間の状況推移が確認できるアーカイブデータは、障害の原因分析やキャパシティプランニングの基本データとして極めて有効に活用いただけます。
いざ監視を始めてみると、実際には見る必要のないイベントログが引き起こす意味のない通知に振り回される。必要のないイベントログは監視除外したいのに、設定が難しすぎて我慢するしかない...。イベントログ監視にはつきもののこんな悩みも、BOM for Windows Ver.7.0 には無縁です。
BOM for Windows Ver.7.0 (SR1 以降) ではイベントログ監視の除外指定が GUI 画面から簡単に設定できます。
取得したイベントログのリストから不要なログを選択し、除外ボタンをクリックするだけで、簡単に除外フィルタを設定していただけます。また、設定したフィルタの内容は、エクスポート・インポート機能で他のサーバーにも簡単に展開できます。
BOM for Windows 製品発売当初のコンセプトを忠実に!
システム管理者が朝一番にしなければならないシステムチェック、いわゆる「朝監視」はシステム管理者の大きな負担です。BOM の「朝監視」機能はそれを管理者に代わって自動で実行し、結果をまとめてメールで通知することでシステムチェックの時間を軽減し、システム管理者の朝に大きな余裕をもたらします。
BOM 誕生のきっかけは、各種のログ一つ一つを朝一番にチェックする工数をなんとか削減したい!というある情報システム担当者による想いでした。そして BOM for Windows Ver.7.0 では、BOM のヒストリー監視機能を最大限に活用し、製品が目指した最初のコンセプトをさらに追求しました。
これまで多くのシステム管理者様からのお話を伺う中で"そもそも何を監視すべきか判断するのが難しい"というお声を多数いただいてきました。「簡単に設定できること」も重要ですが、「何を監視すべきか」という問題を解決することが先決です。また、システム監視の目的ともいえる「ユーザー視点でシステムが快適に稼動しているか」を把握するうえでも、適切な監視設定は欠かせません。
BOM for Windows Ver.7.0 SR4 では、これらの課題を解決する一助となるべく、機能を強化いたしました。その他にも、ご要望の多かった機能の追加と強化を行い、システム管理者様の使いやすさを追求しました。
BOM for Windows Ver.7.0 SR4 の新機能 (1)
サーバーの情報を元に監視すべきテンプレートを自動検出
監視テンプレート自動検出機能を利用することにより、監視対象サーバーの情報を元に監視すべきテンプレートを自動検出し、一括導入が可能。「何を監視すべきか」といった悩みを解決し、適切な監視項目の設定を支援します。
監視テンプレート自動検出機能操作イメージ
BOM for Windows Ver.7.0 SR4 の新機能 (2)
Web サービスのレスポンスを監視
HTTP ステータスコードや応答時間の監視を行うことで、ユーザー視点で Web サービスが快適に稼働しているか確認可能。パフォーマンスの異変をいち早く捉え、システムのどこに原因があるか迅速に切り分け、原因究明を支援します。
ユーザー視点でシステム全体を俯瞰的に把握
BOM for Windows Ver.7.0 SR4 の新機能 (3)
BOM アーカイブマネージャーの検索機能を改善
多くの IT システムは複数のサーバーから構成されています。パフォーマンス低下や障害時にはこれらを俯瞰的に観察や分析が必要です。
監視ログを蓄積する BOM アーカイブマネージャーの検索機能を改善することにより、対象サーバーを検索しやすくなり、より一層簡単に複数台の比較グラフを作成できます。
BOM アーカイブマネージャー検索機能操作イメージ
システムを俯瞰的に観察する複数台の比較グラフ (サーバー3台の仮想メモリの使用率を比較)
BOM for Windows Ver.7.0 SR4 で追加と強化された新機能
その他にも、運用者の皆様をご支援するため、BOM for Windows Ver.7.0 SR4 では他にもご要望の多かった機能を強化しました。